【2002年2月】テト(正月)を迎えて/春さんベトナム人の花嫁を娶るの記⑧
春さんのひとりごと
2002年、本年もよろしくお願いいたします。
おくればせながらベトナムの新年の様子をお伝えします。
さてベトナムのこの1月の正月はただの一日だけの休みという感じで、やはり旧正月のテトがベトナムの本当の正月になります。ですから街の様子も普段とほとんど変わりません。
しかしベトナムの人の休日の騒ぎ方というのは今でも良く分らないところがあり、こないだのクリスマスの時などは街に多数のバイクで繰り出し、交通事故で死傷者まで出る始末でした。街の道路という道路がバイクで埋まり、身動きが取れなくなるのは観光で見るぶんには面白くていいのですが、こちらに住んでいて家に帰らなければいけないとなるとホトホト呆れて、腹が立ってきます。一体「何が面白くて、こうしてみんな外に出るのだろう?」と、今でも不思議で良くわからないです。「家にいるよりは面白い」と言う答えが返って来ますが・・・。それくらいの理由で「バイクを使って遊びに行くな!」と、つい言いたくもなってきます。
こういう時事故にでも遭うと災難ですから(保険が下りる訳でもなし)、あまり出かけないようにしています。が、しばらくするとやはり家に居ても暑いだけだし、退屈してきますのでやはり外に出たくなってきます。やはり私もだんだんとベトナム人の行動パターンに無意識のうちに近づいて来たのでしょうか・・・。
正月も暑いベトナムより、近況報告でした。それでは今日本は寒さのまっただ中でしょうが、風邪にご注意下さいませ。
春さんベトナム人の花嫁を娶るの記⑧
結婚にいたる最終手続き、すべての書類を整えて満を持して司法局へ。やっとこさ受けつけてもらえたと思ったのに― 待てど暮らせど…大詰めにきても続くいらいら…さあどうなった3月27日の続きをお楽しみください。
3月27日続き
それから30分、40分と待つがなかなか呼ばれない。待っている間も台湾人とベトナム人カップルが5組いる。見たところ年齢差は相当な開きがありそうである。白人同志のカップルも来ているがこれは結婚の手続きではないらしいが相当待たされているらしく、何回も何回も部屋の中を窓ガラス越しにのぞきこんでいるがなかなか呼ばれないようである。白人男性のほうは相当イライラしている様子なのが分かる。待つこと約1時間にしてようやく我々が呼ばれた。
我々が提出した書類を一枚一枚チェックし始めた。書類に1つでも不備があればすぐ突き返されるので背中から汗が流れるが、何とか無事受け取ってくれた。
しかし見たところ、1組のカップルでも相当な枚数の書類の多さである。毎日大変な数の結婚の受け付けをしているだろうから、大変な量の書類を作成していることになる。ここでOKを貰うとその隣の受けつけで500,000ドンを払って正式な結婚証明書の引き換え券をもらう。3ヶ月前はこの同じ手続きが何と2,000,000ドンであった。取りに来るように指定された日は5月8日である。私がベトナムに戻って手続きを始めたのが3月7日だから、丁度まるまる2ヶ月を掛けて正式に結婚の許可が出たことになる。めでたし、めでたしである(しかし何が起こるか分からない国ベトナム、まだまだ油断は禁物だが)。
<結婚手続きに掛かった費用>
1円=116,00ドン(2001年3月末現在)
合計 2,851,000ドン(約24,577円)
目出度し!目出度し!!職業、結婚すること―に専念して2ヶ月、2ヶ月かかってやっと手に入れた結婚許可証、かかった費用285万1000ドン!!高いのかな?安いのかな?当方初めてで比較のしようもないが―比較できる人は教えてください―なにはともあれよかったよかった。
無事に結婚許可証を手に入れた春さん、この後は結婚式余話をお楽しみいただくことになります。しかし手に入れたのは引換券、引き換えは5月8日ですと…無事済むのかしらん?